・切原ダム(重力式コンクリートダム)
ダム本体の重さで水をせき止め、安定するようにしたダムで、直線型であり断面は三角形をしている。切原川の集水面積が3.1㎢と小さく必要が確保できないため、谷1本隔てた支流(集水面積は1.1㎢)に頭首工を設け、取水した水は山を抜けるトンネル約600mを通してダムに導入する。
堤長 227m 高さ 61.3m 堤体積 23万㎥ 総貯水量 200万㎥ 有効貯水量 190万㎥ アクセス
・青鹿ダム(均一型アースフィルダム)
堤長 123ⅿ 高さ 31.3ⅿ 堤体積19万㎥ 総貯水量 90万㎥ 有効貯水量80万㎥
・ファームポンド(4箇所)
区域ごとに水を小分けにしておくタンク
切原ダムの水は4つのファームポンド(大内FP、鵜戸ノ本FP、銀座第1FP、銀座第2FP)に、青鹿ダムの水は2つのファームポンド(鵜戸ノ本FP、銀座第2FP)に送られ、各ファームポンドから支線水路、県営水路を経て畑に送水される。
大内ファームポンド 貯水容量26,000㎥ 鵜戸ノ本ファームポンド 貯水容量2,800㎥
銀座第1ファームポンド 貯水容量1,900㎥ 銀座第2ファームポンド 貯水容量9,500㎥
・宮ケ原頭首工
切原ダムの間接流域である宮ケ原川に建設された頭首工で、この地点の取水制限流量以上の流水を切原ダムに導水するための施設